TRPG雑記

 おはこんばんちは。ねぎとろです。今回はアナログなゲームのお話です。今まで私がTRPGで遊んできた感想などを徒然なるままに書き連ねていきたいと思います。ゆるーい企画だなぁ・・・。

 一応TRPGとは何ぞやということについて説明しておきます。一言で言うと、「紙やサイコロなどを用い、プレイヤー同士が会話しつつ進めていく卓上ゲーム」というゲームジャンルです。「Call of Cthulhu」、「汝は人狼なりや」、「パラノイア」等々、無数のタイトルがあり、それぞれルールが異なっています。TRPGは役割演技(Role-Playing)と試合(game)の2つの側面があり、作品によって役割演技の側面が強いものと試合の面が強いものに分かれています。例えば、「汝は人狼なりや」では勝敗がはっきりと決められており、プレイヤーも積極的に勝利を求めていかなければならないので、試合の側面が強いゲームです。一方では「Call of Cthulhu」のように勝敗の定義が無く、役割演技の側面が強いものもあります。まあGCCの面子なら大体知ってますよね。

 以下に僕がこれまでプレイしたTRPGを紹介していきます。詳しいルールは載せてないので興味があれば調べてみてね。

Call of Cthulhuクトゥルフ神話TRPG

 このゲームは、1900代年前半に活躍したアメリカの作家、Howard Phillips Lovecraft氏の著作およびその2次創作から構成される「クトゥルフ神話体系」の世界観から生み出されたゲームです。参加者はキーパー(以下KP)とプレイヤー(PL)に分かれ、KPが用意したシナリオに沿ってPLがロールプレイする形でゲームを進行させます。分かりやすく、アレンジもしやすいルールなのでTRPGの中でも人気のタイトルです。邪神のもたらす災いに巻き込まれたPLは、物理的・精神的ダメージを極力回避しつつ無事にお家まで帰ることがゲームの目的です。

 このタイトルの最大の強みは、アレンジのしやすさです。

 もともとこのゲームは1920年代アメリカを舞台に恐怖映画的な雰囲気の世界を体験するという内容でした。しかし多少のアレンジでSF的な要素の強いシナリオを作ることもできますし、和風な妖怪譚の世界や、明るくファンシーな雰囲気を表現することもできます。つまり、クトゥルフの基本的なルールさえ知っていれば自分の好きな世界観でシナリオを作り、ロールプレイを楽しむことが可能なのです。明石高専を舞台に高専生を探索者としたシナリオを作ることもできますし、某狐っ娘STGの世界観も表現できてしまえるような許容力がクトゥルフにはあります。妄想夢が広がりますね!

 動画サイトにもクトゥルフTRPGのリプレイ(風)動画が多く挙げられています。少し紹介します。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm18402821

↑オカルト警察官とミリタリー探偵が事件を解決するお話。絵がきれいで丁寧に分かりやすく作られているので、クトゥルフをやったことのない人でも楽しめる動画だと思います。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm20390167

↑通称喀血卓。話のテンポがめっちゃ良いです。間隙なく挟まれる小ネタ、ボケとツッコミの応酬、荒れるダイスなど、終始ふざけているようで話の本筋はブレないのがこの動画の凄いところ。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm22829080

↑忙しい人に。

・キルデスビジネス

 河嶋陶一朗氏が開発した汎用RPGルール、「サイコロ・フィクション」を使用したTRPGです。この「サイコロ・フィクション」が優れもので、この汎用ルールでは6面サイコロ2つのみでゲームをプレイすることができます。その上「キルデスビジネス」のルールブックがとっても安価(\1620)なので、初期投資2000円未満ですぐにプレイすることができます。

 ゲームの設定は、地獄の殺し合いTV番組に招待されたプレイヤー達が、何でも願い事を叶えてもらうことを条件にターゲットの抹殺を試みるというお話です。戦闘は運の要素が強いものの、簡単な駆け引きを気軽に楽しめます。サイコロを振って決められたシチュエーションに対して大喜利的にロールプレイをしなければならないので、発想の瞬発力が問われます。その大喜利の積み重ねでキャラクターが出来上がっていくのも魅力の一つです。ルールは割合キッチリ決まっていてKPの裁量に頼る部分が少ないため、ルールをよく理解した者同士ならKP抜きでプレイすることも可能です。

 何気にキャラメイクの自由度が高く、聞いた話によると「産卵をしたい鮭」などでもプレイできます。趣味全開のキャラを作って大暴れさせてやりましょう。

シノビガミ    こちらも「サイコロ・フィクション」を使用したTRPG。プレイヤーは現代に生きる忍者の末裔となって、秘密の任務を遂行します。この「秘密」がこのゲームのミソで、積極的にロールプレイをし、他のプレイヤーの秘密を知ることでゲームを有利に進めていくことができます。すごろく感覚でさらっとプレイできるところが魅力です。

パラノイア

 パラノイアは完璧なゲームであり、幸せと楽しさは市民としての当然の義務です。

 このゲームの目的は、上司から与えられた任務を達成するために仲間を騙し賺し、収賄や靴をなめることによって上司に媚を売り、仲間の言動の揚げ足を取って言いがかりをつけ殺害し、最終的には出来るだけ自分に責任が降りかからないような形で任務を失敗することです。

 そのあまりにも奇抜なゲーム性からTRPG界隈ではとてもよくネタにされて愛されています。

 ちなみにパラノイアのルールは公式でネット上に公開されています。↓

http://paranoia.newgamesorder.jp/misc/101

http://ch.nicovideo.jp/yanwalee/blomaga/ar130282

 

ソードワールド2.0  クトゥルフと並んで日本では人気の高いTRPGです。中世ヨーロッパ風ファンタジーな世界観が魅力で、「剣と魔法の世界」のお約束が詰まっています。これもKPとPLに分かれてシナリオをプレイするゲームです。戦闘に関するルールが細かく決まっており、より戦略的なロールプレイが求められます。私は一回しかプレイしたことが無いので、あまり詳しいことは知りません・・・。

 長々と書きましたが、ざっとした紹介はこんなものです。ロールプレイは、自分のやりたいことを相手に伝える、つまり、「日本語を話すトレーニング」にもなるので、おすすめです。GCCでセッションしたいなぁ・・・。

 明日は雷軌に書いてもらおうかな?Slackのグループに居ないけど。